試験結果
試験カテゴリー
抗菌性
JIS L 1902 : 2008「繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果」
10 定量試験 10.1 菌液吸収法を参考にして、検体の抗菌力試験を以下の6菌株にて実施。
(財)日本食品分析センター 調べ【試験番号】:509050905-001
試験菌 | 区分 | 試験片 | 試験片1個あたりの生菌数 | 摂取直後 | エフェクト加工 18時間後 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
測定-1 | 測定-2 | 測定-3 | |||||
黄色ぶどう球菌 | 摂取直後 | 対象 | 2.1×104 | 2.1×104 | 2.3×104 | ![]() |
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37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 1.6×107 | 2.0×107 | 1.7×107 | ||||
肺炎かん菌 | 摂取直後 | 対象 | 2.5×104 | 2.4×104 | 2.4×104 | ![]() |
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37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 4.3×107 | 5.7×107 | 3.9×107 | ||||
緑膿菌 | 摂取直後 | 対象 | 1.0×104 | 1.0×104 | 5.6×103 | ![]() |
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37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 1.3×107 | 1.8×107 | 2.8×107 | ||||
大腸菌 | 摂取直後 | 対象 | 2.1×104 | 2.0×104 | 2.4×104 | ![]() |
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37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 3.6×107 | 3.7×107 | 3.6×107 | ||||
MRSA | 摂取直後 | 対象 | 2.1×104 | 2.0×104 | 2.0×104 | ![]() |
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37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 1.3×107 | 1.2×107 | 3.6×107 | ||||
大腸菌 (O-157:H7) |
摂取直後 | 対象 | 4.5×104 | 4.3×104 | 5.3×104 | ![]() |
![]() |
37℃ 18時間後 培養後 |
エフェクト加工 | <20 | <20 | <20 | |||
未加工 | 4.4×107 | 4.6×107 | 4.8×107 |
<20:検出せず
JIS Z 2801 5.22000 : SIAA基準
抗菌加工処理済検体に対し、耐水と耐光処理後の抗菌性持続力試験を2菌株にて実施。
(財)日本化学繊維検査協会 調べ【試験番号】:CK-09-046500
試験菌 | 処理 | 接種直後生菌数 | 24時間後の生菌数 未加工 |
24時間後の生菌数 エフェクト加工 |
抗菌活性値 |
---|---|---|---|---|---|
黄色ぶどう球菌 | 耐水 | 2.8×105 | 6.0×105 | <10 | >4.7 |
耐光 | 2.6×105 | 8.1×105 | <10 | >3.9 | |
大腸菌 | 耐水 | 2.6×105 | 1.2×107 | <10 | >6.0 |
耐光 | 2.5×105 | 1.5×107 | <10 | >6.1 |
<10:検出せず
抗菌機能評価
(財)日本食品分析センター、(財)日本化学繊維検査協会 調べ
静菌活性値 | 殺菌活性値 | 抗菌活性値 耐水処理 |
抗菌活性値 耐光処理 |
||
---|---|---|---|---|---|
試験菌 | 黄色ぶどう球菌 | >5.9 | >3.0 | >4.7 | >3.9 |
肺炎かん菌 | >6.4 | >3.1 | |||
緑膿菌 | >6.0 | >2.6 | |||
大腸菌 | >6.3 | >3.0 | >6.0 | >6.1 | |
MRSA | >5.9 | >3.0 | |||
大腸菌 (O-157:H7) |
>6.4 | >3.4 | |||
評価基準 | SIAA基準 (繊維製品以外) |
>2.0 | >2.0 | ||
SEK基準 (繊維製品) |
>2.2 |
>:以上
各種評価基準を大幅に上回る
優れた機能


抗ウイルス性
新型コロナウイルスに対する不活性化効果と減少率
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2; 2019-nCoV JPN/TY/WK-521 株)新型コロナウイルスを VeroE6/TMPRSS2 細胞に感染させ、細胞変性効果が確認されたものを回収し、-80°Cのフリーザーに凍結保存した。凍結融解を 2 回繰り返したものを遠心分離し、上清を限外濾過膜で濃縮・精製した。これを試験ウイルス液とし、試験まで-80°C のフリーザーに凍結保存した。
公立大学法人奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座 調べ
0 | 10分後 | 30分後 | 2時間後 | 8時間後 | |
---|---|---|---|---|---|
不活性効果(Mv) | 1.06Mv | 1.32Mv | 2.03Mv | 2.66Mv | |
ウイルス減少率 | 91.363% | 95.220% | 99.068% | 99.781% |
新型コロナウイルス減少にも有効!
A型インフルエンザウイルス【H1N1】に対する不活性化効果試験(北環発21_0128号)
試験試料は、NRCを塗布し、充分乾燥させたものを使用しました。
(財)北里環境科学センター 調べ
0 | 30分後 | 1時間後 | 8時間後 | |
---|---|---|---|---|
エフェクト加工 | 1.0×107 | 4.5×106 | 3.5×106 | 2.5×103 |
陰性対照 | 1.0×107 | 1.0×107 | 4.7×106 | 1.3×106 |
ウイルス減少率 | 55% | 65% | 99.975% | |
感染価対数減少値 | 0.35log10 | 0.13log10 | 2.72log10 |
- 単位:
- TCID50/ml
- 検出限界値:
- 6.3TCID50/ml
- 感染価対数減少値:
- log10(陰性対照のウイルス感染価÷試験品のウイルス感染価)

触媒競合商品『抗インフルエンザウイルス機能』比較表
『A型インフルエンザウイルス【H1N1】』に対し、抗ウイルス効果を具体的に記載した各社ホームページに公開された(財)北里環境
科学センター調べのデータを基に感染価対数減少値を算出、抗ウイルス機能の評価基準による比較をしました。
(財)北里環境科学センター 調べ
A社 新触媒 | B社 光触媒 | C社 光触媒 | エフェクト | |
---|---|---|---|---|
実用化製品 | 液剤メーカー・ 空調フィルター |
カーテン・ カーペット |
マスク | 液剤メーカー |
陰性対照 | 無し | 照射 | 照射 | 無し |
ウイルス減少率 | 98% | 99.2% | 99.89% | 99.975% |
感染価対数減少値 | 0.53log10 | 2.00log10 (暫定値) |
2.09log10 | 2.72log10 |
- 単位:
- TCID50/ml
- 検出限界値:
- 6.3TCID50/ml
- 感染価対数減少値:
- log10(陰性対照のウイルス感染価÷試験品のウイルス感染価)

生物(ウイルス)を用いた試験では1log10 程度のデータのバラツキは試験誤差として見ているため感染価対数減少値が1log10程度の場合、試験誤差か抗ウイルス効果によるものか判定困難です。
仮に試験誤差があった場合でも2log10以上の感染価対数減少値であれば試験品による抗ウイルス効果だと明確に判断できます。抗ウイルス試験にはJIS規格が無いため、様々な検査機関においても陰性対照(未加工品)との感染価の差(感染価対数減少値)が2log10以上が有効な(明確な)抗ウイルス効果として自主基準評価しています。
従って00.0%不活性化という表現のウイルス減少率は機能の評価ではなく、陰性対照(未加工品)のウイルスの自然消滅との差を表した感染価対数減少値に於ける2.00log10以上が抗ウイルス効果の有効(明確)な評価基準となります。
消臭性
消臭試験
実験条件:暗室(5℃) 光触媒では機能を発揮するのに困難な状況下で試験を実施
ガス 測定方式:検知管による
試験容器:5リットルテドラーパック
容器内のガス量:3リットル
(財)日本紡績検査協会 調べ
ホルムアルデヒド
シックハウス症候群の元凶される。
試験番号:005185-1( 403847)
臭気成分 | ナノ・カーボン加工済 | 空試験 |
---|---|---|
開始時 | 10.0 | 10.0 |
2時間後 | 0.5 | 8.5 |
24時間後 | 0.3 | 6.5 |
48時間後 | 0.2 | 5.5 |

アンモニア
粘膜刺激臭(し尿・糞尿・トイレ)
試験番号:005185-1( 403844)
臭気成分 | ナノ・カーボン加工済 | 空試験 |
---|---|---|
開始時 | 40.0 | 40.0 |
2時間後 | 0.2以下 | 40.0 |
24時間後 | 0.2以下 | 33.0 |
48時間後 | 0.2以下 | 25.0 |

トリメチルアミン
腐敗臭(魚・生ゴミ)
試験番号:005185-1( 403845)
臭気成分 | ナノ・カーボン加工済 | 空試験 |
---|---|---|
開始時 | 10.0 | 10.0 |
2時間後 | 0.3 | 10.0 |
24時間後 | 0.1 | 5.6 |
48時間後 | 0.1 | 5.0 |

イソ吉草酸
体臭(加齢臭)
試験番号:005185-1( 403846)
臭気成分 | ナノ・カーボン加工済 | 空試験 |
---|---|---|
開始時 | 38.0 | 38.0 |
2時間後 | 5.0 | 35.0 |
24時間後 | 2.0 | 33.0 |
48時間後 | 1.0 | 28.0 |

防カビ性
JIS Z 2911 繊維製品の試験・湿式法(カビ抵抗性試験)
無機塩寒天培地上に試料を貼付し、下記4菌株の混合胞子懸濁液を噴霧。28±2℃、14日間培養し、試料上のかびの生育を観察した。
その結果、14日間かびの生育は認められなかった。
[試験菌株]
Aspergillus niger ATCC 6275
Penicilliium citrinum ATCC 9849
Chaetomium globosum ATCC
6205
Myrothecium verrucaria ATCC 9095
(財)日本紡績検査協会 調べ
試料 | かびの生育 | かび抵抗性 表示 |
|||
---|---|---|---|---|---|
4日 | 7日 | 10日 | 14日 | ||
触媒加工済検体 | ○ |
安全性
安全性試験
(財)日本食品分析センター 調べ
クローズドパッチによるヒト皮膚貼付試験のみ(株)生活科学研究所 調べ
検査項目 | 試験番号 | 評価 |
---|---|---|
魚類急性毒性試験(ヒメダカ) | 第509050569-001号 | 96時間 LC50:6000mg/L 以上 |
急性経口毒性試験(マウス:両性) | 第509050569-002号 | LD50:2000mg/kg 以上 |
眼刺激性試験(ウサギ) | 第509050569-003号 | 無刺激物として評価 |
皮膚一次刺激性試験(ウサギ) | 第509050569-004号 | 無刺激物として評価 |
変異原性試 | 第509050569-005号 | 陰性 |
皮膚感作性試験(モルモット) | 第509070227-001号 | 皮膚感作性を有さない |
クローズドパッチによるヒト皮膚貼付試験 | 09-XⅡ-0506 | 48時間20名無刺激性(陰性)として評価 |